今回は、生成AIの重要なキーワードである「発散」と「収束」について解説します。アイデアや情報を広げる“発散”と、そこから最も価値のあるものを絞り込む“収束”を理解すると、AIから引き出せるデータやアイデアの質が大きく向上します。
本動画では、まず発散と収束の基本概念を整理したうえで、両方を使いこなすための具体的なステップを解説します。さらに、私が現在開発中の「ビッグバンプロンプティング」というフレームワークの概要や、発散を効果的に行うための「魔法のプロンプト」もご紹介。これを身につければ、文章作成からブレインストーミング、データマイニングまで、幅広いシーンでAIを使いこなせるようになります。
発散（Divergence）: 多様なアイデアや情報を広げるプロセス
収束（Convergence）: 生成された情報を取捨選択し、結論や解決策に向かわせるプロセス
特に初心者の方は、一つの会話セッション内で両方を同時に行うより、まずは別々の会話で発散と収束を練習してみるのがおすすめ。AIの性質上、どうしても発散が続きがちなので、プロンプトで意図的に“収束”を促す工夫が大切です。
また、散文形式で発散し、箇条書きで収束させる「二刀流ライティング」や、時間軸（探索と活用）と空間軸（発散と収束）を統合する「ビッグバンプロンプティング」の考え方を取り入れることで、より創造的かつ効率的にAIを活用できるようになります。
最後に、発散したアイデアをどう収束させるか、実際にどのような魔法のプロンプトを使えばよいかなど、具体的な方法も紹介しています。ぜひ最後までご覧いただき、AIを使った新しいアイデア創出や情報整理のヒントを得てください！
【プロフィール】
ワンダー・佐藤源彦（さとう もとひこ）
MBBS & AI共創イノベーション主催。
医療系の研究所、心理学の研究所の勤務を経て独立し、AI・心身に関する研究をしている。
主著『東洋医学と潜在運動系』、2年間専門誌に連載、など執筆業を行いつつAI共創ライティングを開発中。
心理学・カウンセリング・コーチングをAIに技術転用し、AI共創学を開発している。
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🕐タイムライン
00:00 – 導入: 発散と収束の概念説明と重要性
01:04 – 発散と収束の関係: トレードオフの関係性と効果的な使い分け方
02:08 – AIの潜在空間: 探索方向と活用方向への発散、ビッグバンプロンプティング
03:12 – AIライティングスタイル: 三分形式と過剰書きによる発散と収束の実装
04:18 – 効果的な発散プロンプト: 自己解きモデルの活用と探索モードの強化法
05:23 – 魔法のプロンプト: 「他には」と「続き」の違いと効果
07:34 – プロンプト効果の解説: 視点変更と延長線上の発散の特性
08:40 – ビジネスアイデア実践: 発散プロンプトを使った想像的アイデア生成
09:44 – プロンプト改善: 不適切なプロンプトの修正とプロンプトチェーンの活用
10:49 – データ分析とスコアリング: アドバンスドデータアナリシスによるパラメーター評価
11:53 – 活用型発散の例: 戦国武将ランキングによる既存データからの発散
14:00 – スコアリング結果: 武将評価の総合スコアとベスト10の解説
16:08 – 応用例: 戦国軍師ランキングの評価とチョイスの考察
18:17 – 実例デモ: 剣豪ランキングのリアルタイム生成過程
21:29 – 結果の考察: 予想外の結果と個人的見解の比較
22:32 – 収束の方法: 収束テクニックとパラメーター設計の選択肢
23:37 – 発散収束の応用: 温度設定、トレードオフ、イノベーションへの発展
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